パースニップとセロリアック

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前回、流通が少なく、栽培が難しいと書いたパースニップ、セロリアックです。

欧米では珍しくないのに、日本で流通していないのはなぜか。

懇意にして頂いているシェフの方々は、皆さん使いたいと言われていますが…。

 

あくまでも私なりの見解です。

パースニップ、セロリアックは寒さに強く、寒冷地栽培が適しています。

(霜に当てると味がよくなるという記述もあります)

栽培可能な地域が限られるのではと思われます。

 

また、嬬恋村で東京のレストランに西洋野菜を卸している方に伺ったところ、

収穫までの期間が長く、コストパフォーマンスが悪いとのこと。

同じスペースでの栽培として、

ミニトマトなら1株 夏季に収穫できる量は100個程度でしょうか。

パースニップ、セロリアックは、5ヶ月以上も畑を占領し、2〜3本。

それなりの価格販売でなければ、割りが合わなくなります。

 

日本で馴染みが薄いとは言え、欧米ではポピュラーな野菜。(ゴボウくらい?)

松茸と違い、メインにならない野菜を量産して高額取引するのは難しいかもです。

日本では現在、レストランで山菜の様に季節物として、少量提供される程度の利用ではと感じています。