早春 和菓子

立春も過ぎ、我家の梅も咲き始めました。
我家の梅は白梅でも、
ほんのりと淡く赤みを感じる品種です。

この季節、バレンタインを目指して
町中にチョコレートが溢れかえる中、
なんとなく楚々とした和菓子に
心引かれます。

「和菓子のアン」という本を読み終えました。
進路を決めかねて進学も就職もしなかった
高校卒業後の女の子が、
デパートの地下食品売り場の老舗の和菓子屋で
バイトを始め、和菓子についての様々な
造詣や人々の思いに触れて、
和菓子をより好きになっていく…というのが
ザッとした荒筋です。
読んでいると無性に和菓子が食べたくなります。


それで、近所の和菓子屋さんで
季節物をお茶受けに求めてきました。
選びながらよもやま話をして、
お店の若女将さんも「和菓子のアン」をちょうど読んでいるところと分かりました。
ちょっと、ほんわかするような
楽しい出来事でした。

「和菓子のアン」http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334764845