奇跡のクラーク・コレクション展に行ってきました







クラーク・コレクションは、シンガーミシンの設立者の孫で莫大な遺産を相続したロバート・スターリング・クラークと、パリのコメディ・フランセーズの女優であった妻フランシーヌが欧米で収集したコレクションです。
ニューヨーク・ボストンから車で約3時間もかかる
クラーク美術館美術館のコレクションについて、
これまで日本ではほとんど知られていなかったそうです。2011年、建築家・安藤忠雄の指揮のもと同館の増改築工事に伴い、印象派を中心とした絵画の世界巡回展が初めて開催され、日本に上陸したとのことです。夫妻の想いが感じられる展示会でした。


開催場所の「三菱一号館」は、鹿鳴館を設計したことで知られる英国人建築家ジョサイア・コンドル(1852〜1920)の設計により、1894年(明治27年)に竣工されました。丸の内に初めて誕生したオフィスビルとのことです。1968年(昭和43年)に解体した一号館は、当時の設計図面や保管部材、写真資料などから明治期の姿を忠実に復元、2010年4月6日、三菱一号館美術館として生まれ変わっています。